ここ3年ほどは、結婚して出産して、仕事をして毎日が時間に追われていました。
私が欲しいと願っていた「パートナー」「結婚生活」「旦那さん」「かわいい子供」というものを手に入れて、私は幸せを感じていました。
いや、つもり?でした。
なぜなら、私の頭の中はいつも大忙し。。。
子供が3人も5人もいるわけじゃないのに、一人子供が産まれるとこんなに時間がなくなるの?と今まで知らなかった新しい世界。
子沢山ママ曰く、「子供が3人も4人も大変さは一緒だよ、一番大変なのは0から1になる時が全部が初めてで大変だった」と言います。
本当にその通りで、私は子供は一人ですが、0と1の変化の大きさに驚いています。
今までは全て自分の時間だったのに、自分よりも優先するべきものが一人いるだけで、全然違います。
子供一人で、「忙しい」なんて言っている自分が、へなちょこ野郎だと感じることもあります。
仕事の定時が近づくと、頭の中は「夕飯どうしよう、定時で上がれたらスーパー行くぞ」と夜のご飯を考える。
今までは苦じゃなかった料理もストレスに感じてきます。
看護師をしていた私は、わからないことを見つけると「これ帰ったら調べないと、あれも勉強しなきゃ」と勉強しなければいけないプレッシャーはあるものの、結局勉強できなくて、積もり積もって。
「こんな自分は看護師としてだめだ、もっと頑張らなきゃいけないのに」と無意識のうちに自信をなくしていく。。。
保育園のお迎えをして、運転しながら子供と会話していても頭の中は、今日スタッフに言われた一言や、患者さんとの出来事を振り返って考えことをしていることが毎日で。
「ママ!ママ!マーマー」と子供に呼ばれて、我に返る。
私と目が会うと嬉しそうにニコッと笑う、とてもかわいい息子にとても癒やされる。
息子に呼ばれて、我に返り、息子といる時間を大切にしなきゃ!と思うのです。
日曜日の休みには、子供と遊びながらも「早く帰って、お風呂に入れて、寝かせて、明日の準備は、、」とかわいい我が子の笑顔に集中していないんです(笑)
いつも他のことを考えて、公園で笑顔いっぱいに遊んでいる子供の顔なんか見ているようで、見ていない。。。
幸せに違いないはずなのに、なんだか心が満たされていないような気がする。
脳みそをストップさせて、今この瞬間に集中するということを、私はできていませんでした。
でも、きっとみんな、私と同じではないでしょうか。
なんだか、寂しいけれども、それが当たり前。ですよね。
「自分の時間がなかったり、子育てでイライラするのは当たり前でしょ。みんな共働きで忙しいのは当たり前、母親がやりたいことなんかできるわけないでしょ、バカなの?母親の自覚がない」と言われたこともありました。
自分の本当の気持ちに、心で感じている違和感に、見て見ぬ振り。
気が付かないふり。
自分の心に嘘をついて、「これでいいんだ」「幸せだ」って言い聞かせて生きる。
私は、気がつけば「今」に集中していることがあまりなかったように感じます。
幸せになりたくて、結婚したはずなのに、毎日立ち止まることなく進む毎日。
仕事に育児に、家事。
休みは秒の速さで過ぎて、終わってしまう。子供が泣くとイライラするし。
夫に愚痴っても、あまり伝わらなくて、喧嘩はしたくないから自然と会話も減る(笑)
もっと、幸せになりたい。
そう思った時、私が欲しいものは時間でした。
もう少しだけ、心にゆとりが欲しかった私は病院を辞めました。
本当は怖かったし、すごく悩んだけれども、とにかく自分の心にゆとりが欲しかったから、
「退職します」とものすごく勇気を出して言いました。
きっと、周りの人は「新型コロナ時代に仕事辞めてバカじゃない?」
「後少しでボーナスだったのに、もったいない」と思っていたと思います。
私自身、心底そう思いました。
もう少し、我慢して働いていたほうが安定だったのに。
みんなは、我慢できていることが、私には耐えられなかった。
悔しい気持ちにもなりました。
でも、やっぱり我慢できませんでした。
やりたくない仕事も、しなければいけないし。
どんどん自信を失っていくし。
自分の心に嘘をついて生きる毎日は、しんどいから。
今は病院を退職して一ヶ月過ぎました。
時々、もっと頑張ればよかったのかな、と思い返すことはあります。
でも、今が幸せです。
すごく怖かったけど勇気を出して、退職したことに、後悔はしていません。
毎日、ご飯を作ることも楽しいと思えるし、子供を迎えに行くことが楽しいと思うし、日々の生活で愛しいと感じる時間は増えました。
退職するまでは、心配してくれて家族も、今は私のことを暖かく見守ってくれています。
「新しい仕事頑張ってね」と私のやりたいことを応援してくれます。
今という現実を変えることは、とても勇気が必要です。
新しい自分になることはすごく、勇気がいります。
私は今、ゲイやレズビアン、LGBTの皆さんの恋愛のお手伝いを始めています。
当事者でもない私にとって、全く未知の領域ではありますが、真剣な恋がしたい、パートナーが欲しいと思う気持ちはわかります。
でも、沖縄の人ってシャイな人や、周りと同じように生きるべきだ。と思っている人が多いですよね。
変わったことをして飛び出ては行けない、親戚に噂される、親に怒られる。
ノーとは言えない、空気を壊さない、他人の目を気にするのがウチナーンチュの独特な性質でもあると思います。
集団に属していることで安心しているけれども、本音は誰にも言えなくて、孤独だったりしますよね。
私もウチナーンチュなので、よくわかるのです。
ゲイやレズビアンの皆さんにとってRainbow connectionにコンタクトとることや入会することは、とても勇気がいることだと思います。
足踏みをして悩むでしょう。
でも、私は自分が一歩を踏み出してみて、初めての新しい世界に飛び込んでみて、後悔はしていません。
明日はどうなるかわからない日々だけども、明日がわからないからこそ感じるワクワクもあります。
自分の心に正直に生きると、自分のことが好きになるし、愛することができます。
自分にありがとうと、言いたくなります。
ただ、幸せになるには、変化するには、少しばかり勇気が必要です。
でも、勇気を出して一歩踏み出したあなたを、みんなが応援してくれると思います。
だから、もし、今何かに迷っている人がいたら、諦めないで下さいね。
人生は、リハーサルなんてないし、毎日が本番なんですから(^^)
主人公はいつも私です!!
最後までお読み頂きありがとうございます。
良い一日をお過ごし下さい。