皆様、こんにちわ。
Lezbian Connection(レズビアンコネクション)恩河(おんが)です。
本日のブログは、子育てをしながら、ご自宅も購入し、一緒に生活をしているレズビアンカップルさんのお話です。
私の看護師時代の大先輩の紹介で「恩河さんにカップル紹介するわよ」とお声掛けしてくださり、今回お会いしてきました。
嬉しいですね。
繋がるご縁、出会いに感謝です。
先輩、ありがとうございます(*^^*)
(私の注文で、ハートを作ってもらいました(笑)ありがとうございます)
今回、お会いしたカップルさんは沖縄県に住んでいます。
Kさんと、Jさんです。
Jさんはお子さんがいて、離婚したあとKさんとお付き合いをスタートしました。
では、お話を聞かせて頂きます(*^^*)
Q Kさん・Jさん本日はありがとうございます。色々お話を聞かせてくださいね。どうぞ、よろしくお願いします。
Jさんはお子さんがいらっしゃるんですね。今はKさんとお付き合いをしていますが、結婚前など、これまでも女性とお付き合いをしていたのでしょうか。
(Jさん)
真剣に女性とお付き合いをしたのはKさんが初めてです。
大学の時バイセクシャルのお友達にミックスBARに連れて行ってもらったことがありました。
どうして、私を連れて行ってくれたのかよくわからないんですけど。
ミックスBARで、出会った女性と仲良くなったこともあったんですが、、
そのときに、自分自身のことをレズビアンでもないと思いました。
今考えると、たまたまその方(女性)をそれほど好きではなかったということだったと思います。
これまで男性とお付き合いをしていましたが、あまり気持ちが盛り上がらなかったんです。
「恋愛はこんなものか」という感じで思っていました。
それから、結婚して出産したんです。
でも、なぜだか私は「女性と出会いたい」という気持ちがずっとあったんです。
子供が大きくなったときに、レズビアンに出会えるサイトを見るようになりました。
サイトで主婦友ができるようになりました。
特に、恋愛を求めていたわけではなかったけど、それだけでも楽しかったですね。
(始めまして、よろしくお願いします。会えて嬉しいです)
Q KさんとJさんの、お二人の馴れ初めを聞いてもいいでしょうか?
(Jさん)
今はもう私達が出会ったお店はありませんが、私達はBARで出会いました。
BARの店長さんが連絡先を交換するきっかけを作ってくれました。
連絡先を交換して、やりとりをするようになったんです。
でも、そのとき私はまだ結婚していたので、お付き合いをするとか、恋愛を求めている気持ちではありませんでした。
楽しくやり取りをしていましたが、不倫は迷惑をかけるので、そのつもりは全くなかったんです。
実は、夫婦の離婚話しはもう何年も前から進んでいました。
Kさんと出会ったとき、子供は3歳でしたね。
正直、Kさんのことは好きという気持ちは芽生えていました。
でも私はその時、実家で介護と子育てをしながら、元夫も一緒に同居していました。
元夫との離婚の話は、なかなか進まずにいました。
ある日。元夫と言い合いになり、元夫が怒りに任せて「離婚する」と言い、それで離婚をすることができました。
離婚をした後も、Kさんにはすぐにそのことを、伝えることができずにいましたが、
離婚から半年後くらいに、Kさんと私はお付き合いをすることになりました。
Q Kさんとお付き合いをすることや、一緒に暮らすとき、Jさんのご両親にはなんとお伝えしたんですか?
私の中では、「今度好きになった人は女性なんだけど」という感じでしたね。
これまで、特にセクシャルで悩んだりということはなかったので、カミングアウトという感じでもなく、わりと、自然に伝えることができました。
Kさんは一緒に住む前から、家に遊びに来ていたので、私の親も子供もKさんのことを知っていたんです。
お付き合いをしていると、はっきりは親に伝えていませんでしたが。
Kさんと一緒に住むからと親に言って子供と家を出ました。
父は私のことをずっと見ていたので「幸せになってくれたら」と言ってくれました。
家族はKさんのことを知っていたし、反対はしませんでしたね。
Q そうなんですね。Jさんのお父さんは幸せを願ってくれているんですね。Kさんはご両親にはどのように伝えているのでしょうか?
実は私は、過去に親にカミングアウトしたことがあるんです。
28歳の時にファーストフードで母と一緒に食事をしている時になんとなく「言ってみようかな」と思ったんです。
そしたら、母に号泣されてしまい「気持ち悪い」「こんな趣味やめなさい」と言われました。
それからは、言えなくなりましたね。
今は、Jさんとのお付き合いも知っているし、子供のことも可愛がってくれています。
本当はどう思っているのか、、そういう話はしないですね。
見守ってくれていると思います。
Qお二人は、お家を購入されているんですよね。どういう風に購入されたのでしょうか?
5年前に家を購入しました。
自宅を買う時に、行政書士さんに公正証書を作ってもらいました。
結婚しているわけではないので、もしものとき、二人の資産となる家をどうするか考えました。
親は(Jさん)心配していましたね。
「人間はわからない。もしも、Kさんが先に亡くなってしまった場合、追い出されたりする可能性もあるんじゃないか」という不安があるようでした。
婚姻関係のない私たちは知り合いの行政書士に公正証書の作成をお願いしたんです。
生命保険も入り、受取人はお互いにしています。
ライフネット生命は婚姻関係がなくても、他人を受取人にできるので、それに入っています。
(楽しい時間をありがとうございます。いつも情報をくれる先輩もありがとう)
Q 公正証書の費用はどれくらいかかるのでしょうか?
大阪に知り合いの行政書士が住んでいるので、二人で旅費代と、二人分の公正証書代で約50万円程費用がかかりましたね。
知り合いはLGBTQのこともよく知っていたので、安心して任せることができました。
なので、大阪までいってお願いしたんです。
Q お二人はパートナーシップ制度はしていますか?
いいえ、那覇に住んでいないのでしていません。
Q ウェディングパーティーのようなものはしましたか?友人や家族でしたいと思いますか?
いいえ。
私達は、同性婚待ちですね。
本当の結婚がないことが寂しいです。
友達とのパーティーよりも正式的な家族・親族の現実的なものが欲しい。
「ごっこ」という風に感じるし、そう思われるのが嫌なんです。
Q お子さんは、Kさんのことを何と呼んでいるのでしょうか?
お母さんと、◯◯ねーねーです(^^)
(Jさん)
もしも、私が先に亡くなった場合、子供は元夫のところではなくKさんとそのまま暮らせるようにそれも公正証書に書いています。
子供に質問したら「このままここで暮らしたい」と言ったので、Kさんとの暮らしが変わらずできるように作っています。
お付き合い10年のお二人は、お互いを思いやり、一緒に子育てをしながら仲良く暮らしている素敵なご婦婦(ふうふ)でした。
一日も早く、お二人の願いである同性婚ができる日を願います。
公正証書を作り、実際家を購入している女性同士のカップルさんに会うのは初めてだったので私も勉強にりました。
そして、もし今どこかで悩んでいる方がいたら、このブログをみて勇気を出してもらえたら嬉しいなと思います。
年齢・国籍・セクシャルに関係なしに、やっぱり好きな人と一緒に過ごせることがとても幸せなことだなとお二人をみて思いました。
お互いを思いやる姿がとても、素敵なお二人でした。
KさんとJさんに愛情いっぱいに育てられているお子様は幸せですね。
男性と女性だけの家庭だけでなく、女性と女性、男性と男性の家庭もあっていいはずです。
同性婚というと、「少子化が進む」という意見の方も多いですが、本当の「愛」とは一体なんなんでしょうかね?
考えさせられます。
Kさん、Jさん色々とお話を聞かせて頂きありがとうございました。
3人家族の幸せを願っています。
本日も最後までお読み頂きまして、ありがとうございます。
また、次のブログでお会いしましょう。
✿過去のインタビューブログはこちら。是非御覧ください✿
①インタビューブログ「日本人は人と違うところを指差すけど、海外の人は共通するところを探す」
②「この世界は生きていきにくいと思ったし子供が欲しかった。でも結婚生活は長く続きませんでした」
③ゲイの友人は父親に打ち明けると勘当されて、無茶な出会いを繰り返しAIDSに感染しました。
④「オープンに包み隠さず、好きだと思ったら好きだと言う」26歳FTMのTさんにお話を聞きました。
⑤おじーおばーに「いきが(男)ね?いなぐ(女)ね?」と聞かれる。これが私のセールスポイントなんです
⑥「Xジェンダーでパンセクシャルなんです」僕はずっと自分を押し殺して生きてきました。
⑦父には「手術は自分が死んでからやってくれ」と言われたけど、僕は自分が生きたいように生きたかった。
⑧パンセクシャルYさん「あなたの全てを受け入れるので、私の全てを受け入れて下さい。覚悟はできています」
SNSもフォローよろしくお願い致します