こんにちわ。
おんがゆうみです。
本日は、過去に女性と恋愛経験がある女性にお話を聞いてきましたので、ブログで皆様にお伝えします。
お話を聞かせてくれたのは県外出身のTさん・女性・33歳です。
過去に一度だけ女性との恋愛を経験されており、その時のお話を聞かせて頂きましたので、どうぞ最後までお読み下さい。
(笑顔がとっても素敵なTさんとパチリ。Tさんのお顔はハートのモザイクをかけさせてもらいますね)
Q Tさんは現在恋人はいますか?
いいえ、彼女と別れてからはいません。
Q Tさんについて教えて下さい
私は低学年からショートカットで、動くことが大好きな活発な子供でした。
母親はかわいい感じの服が好きで、私達に着せたいという思いがありましたが、私は可愛らしい服よりも動きやすいジャージで過ごすことが多かったです。
高校にはハンドボールで特待生で入学しました。
普通高校で男子もいましたが、私はハンドボール部で強くなりたい・かっこいいというところを目指していました。
ハンドボール部内は恋愛禁止でしたが、キャプテンとマネージャーが付き合うということもありました。
また、他校のチームと合宿することもあり、他校のチームと付き合っている先輩もいましたね。
私は当時、厳しい部活で恋愛禁止といわれている中、女性同士の恋愛を見て「何しているんだろう」と受け付けていませんでした。
Q Tさんが初めて女性とお付き合いした。彼女との出会いは?
私は7年前に沖縄に移住してきました。
4年前に沖縄で海の仕事をしていて、仕事場で出会いました。
相手は職場の後輩と、私は先輩という関係でした。
彼女は私の7つ年下でした。
私は1人暮らしをしており、その時彼女は寮に入っていました。
だんだん仲良くなっていき、自然の流れで一緒に住むようになりましたね。
当時、私には彼氏がいました。
そして、彼女にも遠距離恋愛をしている彼氏がいました。
私はその彼氏にも友達として紹介されて会ったこともあります。
Q お二人が付き合うきっかけは何でしたか?
初め、彼女と私は、本当に仲の良い友達という感じで一緒に暮らすようになりましたが。
彼女から「付き合おうよ」と言われたのがきっかけです。
私は「いいの?」「覚悟あるの?」と聞き返すと彼女は「あるよ」と言っていましたが。。。
実は、私は家族にFTM(妹が弟になりました)の兄弟がいるので、女性と付き合ったその先のイメージを考えることができましたが、彼女のほうはそこまで深く考えてはいなかったように思います。
きっかけは、彼女の方からでしたね。
Q Tさんは女性を好きになったのは初めてですか?
はい、初めてです。
私は、それまでは男性とお付き合いをしていました。
自分にそういう部分があるということを知りませんでした。
Q 彼女(元)さんも女性とお付き合いをすることは初めてでしたか?
はい、彼女の方も初めてでした。
お互い、自分のそいういう部分に気が付かなかったですね。
友達から同棲して、自然に付き合ったという感じでした。
Q 女性と付き合うことに対して抵抗はありませんでしたか?
高校時代に、部活内の女性同士で付き合っているのを見ていたし、
家族にFTMの弟がいたので、それほど抵抗はありませんでした。
Q 彼女さんとはどれくらいお付き合いされましたか?
一年半くらいです。同棲した期間は1年ですね。
相手がリゾバ(リゾートバイト)で沖縄に来ていたのでその期間です。
Q 彼女と別れた原因は?
彼女のリゾバの期間が決まっていたからです。
彼女が地元に帰るタイミングで、別れました。
できれば、私は彼女に沖縄に残って欲しいと思っていましたが、
彼女は家族ととても仲が良く、家族に言えない関係に悩んでいました。
彼女は家族に女性と付き合っているのではないかと疑われていたようでした。
覚悟を決めて付き合っていた私からすると「今さら?」という思いでしたね。
別れてから一ヶ月くらい連絡は取っていませんでした。
Q 女性とお付き合いをして良かったことはありますか?
意思疎通が通じやすく、楽でした。
同じ女性だから一つ物事を頼むと、スムーズに伝わり話しが早いです。
男性だと「あれも、これも」と説明しなければなりませんが、それが同じ女性だと楽だなと感じました。
お風呂でもお喋りをして楽しかったし。
あと、連絡を取る頻度も男性だと、少なかったりしますが、女性だとその感覚も合っていましたね。
Q 女性とお付き合いをしたことはTさんにとってどんな経験でしたか?
いい経験だったとは思いません。
ただ、新しい自分が見つかったという発見がありました。
改めていろんなことを考えるきっかけになりましたね。
Q Tさんの周りにレズビアンはいますか?
友達にもFTMはいますが、レズビアンはいませんね。
FTMに比べて、レズビアンは少ないと思います。
Q FTMの弟さんは現在どのように過ごしていますか?
結婚して、子供が3人もいます。
バンクに登録して、子供を授かることができました。
Q Tさんのこれから先のことについて
私は、子供と遊ぶことが大好きなので弟がいる所に引っ越しをしようか、親がいる地元に帰ろうか、今とても悩んでいます。
沖縄も大好きなので、ずっとここにいたいという思いもあります。
私は子供は大好きなのですが、実は自分で産みたいとは思わなくて。
痛そうじゃないですか(笑)
他人の子供を可愛がることで、充分満たされますね。
Q Tさんはまた女性とお付き合いしたいと思いますが?
次は、男性が良いです。
もし、出会いがあれば女性と恋愛するかもしれませんが、できればやっぱり普通が良いじゃないですか?(笑)
女性と付き合っていた時、この先乗り越えていかなければいけない山が沢山見えていたので。
「老後はどうなるんだろう」
「年上の私が彼女を養っていくのか」
「家族に打ち明けたら、FTMの弟のこともあり母親がショックを受けるかもしれない」
と一通り考えましたね。
あと、勇気を出して地元の親友に彼女がいることを伝えた時に「本当にいいの?」とすごく心配してくれたんです。
その時に、おめでとう!ではないんだと思いましたね。
そうだよなーって。。。
私はあまり、自分から誰かを好きになることなくて、相手から来てくれることが多かったんです。
もしまたこの先、女性から来てくれたらそれは抵抗はないけれども、、
できれば男性が良いと思いますね(^^)
あの時、彼女と付き合ったことは例外だったと思います。
今でも、彼女とは連絡を取り合う中ですが、彼女の方も「例外だったよね」とお互い話をしています。
Q 最後に、今回インタビューにご協力頂いた理由を教えて下さい。
私自身マイノリティーの方の力になりたいなと思っていたところでした。
ネットで色々イベントを探していたのですが、(コロナの)このご時世でなくて。
恩河さんのことを知って、よければ一度会ってお話したいなと思いました。
今までちゃんと考えたことなかったので、とてもいい機会でした。
私には海外に住んでいる友達がいて、その友達がこんなことを言っていました
「日本人は違う人を指差すけど、海外の人は共通の物を探す」と。
日本もそんな考えになるといいなと思います。
今回、お話を聞かせてくれたTさんは、マイノリティーの方のために何かしたいという思いからインタビューを受けて下さいました。
自身の育ち、家庭のこと、女性とのお付き合いのこと、赤裸々にお話を聞かせてくれました。
自分の経験が誰かのお役にたてたらという熱心な気持ちが伝わって来て、私もがんばろうと刺激をもらいました。
Tさんのように、友達から恋愛に発展したというお話を聞いて、人はみな、誰しもマイノリティーになる可能性があると思いました。
自分は無意識にストレート(ノンケ)だと思っていても、もし、ある日突然同性からアタックされたら、それをきっかけに恋愛がスタートするかもしれません。
「例外」は誰にだって起こりうるものです。
女性だから、男性だからではなく、「この人だから」好きになった。
という表現が当てはまると思います。
「日本人は人と違う所を指差すけど、海外の人は共通する所を探す」
その視点が、日本人にも当たり前になれば
もっと生きやすい社会になると思います。
人と違うことに指を指すのではなく、共通の部分を探すことに意識を向けていきたいものですね。
Tさんから、素敵な言葉のプレゼントを頂きました。
Tさんお仕事終わりにも関わらず、ご協力ありがとうございました。
これからもTさんのご健闘を祈っています。
最後までお読みいただきまして、ありがとうございます。
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